KitematicでWordPressの開発環境を簡単に構築する方法

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Docker 使っていますか?
開発環境の構築や、ちょっとしたアプリの稼働確認など、簡単に環境構築が出来て非常に便利ですよね。今回の記事では、Dockerのインストール方法は明記していませんので、他記事を参考にインストールしてください。

Dockerを使うためには、CUIのコマンドライン画面で敬遠していた方も多いかと思いますが、Kitematicを使えば専用のGUI画面からDockerコンテナを簡単に立ち上げることが出来ます。

KitematicはElectronベースで作られており、Mac版とWindows版があります。
以前はアルファ版としての提供でしたが、現在はDocker Toolboxとして他のDockerツール(Docker cli)とセットで提供されています。

以下からダウンロードしてインストールしてください。
https://kitematic.com/

今回はWindowsのDockerコンテナでWordPress環境を構築します。

MySQLコンテナの作成

WordPressオフィシャルのDockerイメージには、データベースが含まれていませんので、別途MySQLのコンテナを作成する必要があります。

基本的にDockerは1コンテナ1プロセスで扱うことが主流となっていますので、アプリケーションで1コンテナ、データベースで1コンテナというような使い方になっています。

kitematicの左ウィンドの「+NEW」をクリックしてください。

検索ボックスに「MySQL」を打ち込んで、オフィシャルのMySQLイメージを取得して立ち上げましょう。

MySQLコンテナの初期状態では、rootのパスワードが未設定となっているため、コンテナの起動に失敗します。

kitematicのsettingのGeneralタブをクリックし、以下の情報を追加してください。
KEY:MYSQL_ROOT_PASSWORD
VALUE:(設定したいパスワード)

この状態で「SAVE」することでMySQLコンテナが正常に起動します。

WordPressコンテナの作成

再度、kitematicの左ウィンドの「+NEW」をクリックしてください。

今度は検索ボックスに「WordPress」と打ち込んで、オフィシャルのWordPressイメージを取得して立ち上げましょう。

MySQLのホスト指定が未設定状態のため、起動に失敗します。

kitematicのsettingのGeneralタブをクリックし、以下の情報を追加してください。

KEY:WORDPRESS_DB_HOST
VALUE:mysql ← MySQLコンテナ名

KEY:WORDPRESS_DB_PASSWORD
VALUE:(先ほど設定したパスワード)

この状態でWordPressコンテナが正常に起動します。

起動が正常に行われれば、サイトにアクセスして、いつも通りのWordPressのセッティング作業となります。

WordPressファイルの設定変更

カスタマイズなどでWordPressファイルの変更を行いたい場合は、
kitematicのWordPressコンテナのHomeタブのVOLUME欄の「/var/www/html」をクリックしますと、Exploerが立ち上がりWindowsのローカル環境上でファイルの更新が可能となります。

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